お知らせ
6月1日スタート!本場・沼島のべっぴん鱧を味わい尽くすなら淡路島へ
淡路島の夏のブランド食材「鱧」。
市場で高い評価を受ける淡路島の鱧の中でも、沼島の鱧は特に丸々と身が太り小顔に見え、しかも延縄で丁寧に獲るため傷も少ないことから、美人を表す「べっぴん」鱧と称されます。
湊小宿 海の薫とAWAJISHIMAでは、そんな沼島の極上鱧を定番の“鱧の落とし”や“鱧すき鍋”、そして淡路島の新鮮な野菜と共に蒸し上げる“バプール”など、多彩な料理法でお楽しみいただきます。
なかでも、甘みたっぷりの淡路玉葱とともに煮込む郷土料理・鱧すき鍋は、口の中でホロリとほぐれる鱧の身肉はもちろんのこと、新鮮で希少な肝まで味わえるのは漁港が目の前にある湊小宿ならでは。上質な具材の旨みがたっぷりしみだした出汁は、地元福良特産で昔ながらの製法にこだわった淡路島手延べ素麺や、鱧の子入りの雑炊で。本場沼島の鱧の魅力を余すことなくご堪能ください。
◆本場・沼島の鱧を味わい尽くす宿泊プランのご案内
【祇園祭とはも道中】
淡路島から夏の京都へ。
別名「鱧祭り」と呼ばれる祇園祭と「はも道中」。
夏の京都で有名な鱧料理。まだ交通手段が発達していなかった昔は、夏の炎天下の中で京都まで生きたまま運ぶことのできる魚はほとんどありませんでした。しかし生命力の強い鱧は京都についても生きていたため、鱧料理の文化が発達していったそうです。
そんな関西の夏の味覚、鱧の本場は淡路島。今でも淡路島から祇園祭でにぎわう京都の八坂神社に淡路島の鱧を奉納する「はも道中」が行われています。平安時代をイメージした狩衣姿の一行が鱧の入った竹籠を担ぎ、「淡路島から、はも道中」と口上を述べながら八坂神社と南座の約400メートルを練り歩くはも道中は、「御食国」淡路島と京都を繋ぐ毎年恒例の食の祭事です。
【鱧ってどんな魚?】
ウナギ目ハモ科に属し白身で淡白、ほどよい脂がのった鱧は淡路島を代表する食材。調理の幅が広く多彩な味を愉しむ事ができます。栄養価が高く、肌の老化防止に効果のあるコンドロイチンやビタミンAも豊富に含む美容食でもあります。
春になると外海から淡路島沿岸に入ってきて、活発に捕食し産卵(7月~9月)のために栄養を蓄えます。昼間は底に潜り、夜に餌を求めて泳ぎ回る鱧。それを伝統の延縄漁法で身を傷めないように一匹ずつ丁寧に釣り上げます。この努力があってこそ最高の鮮度を保ったまま、漁場から料理場まで活きた鱧が運ばれるわけなのです。
そんな鱧文化が根付いた淡路島は、三百年前からずっと鱧の本場でした。1697年発刊の「本朝食鑑」には、なんとすでに『淡路島の鱧』についての記載があります。
※写真はイメージです